【1721】コムシスホールディングスの沿革について解説致します
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沿革
コムシスホールディングス株式会社は日本コムシス株式会社を中心とした会社です。
会社と言っても事業(=サービスや商品を売買すること)そのものは行っていません。
グループに所属する会社の株式を保有し、経営管理などを行う「純粋持株会社」と呼ばれる会社です。
なお、グループに所属する会社はそれぞれ
● 情報通信工事事業
● 電気設備工事事業
● 情報処理関連事業
などの事業を行っています。
沿革は日本コムシス、サンワコムシスエンジニアリング、TOSYS、つうけん、コムシス情報システムとに大別して解説致します
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日本コムシス株式会社
日本コムシスは携帯電話基地局建設工事・保守、光ケーブル敷設工事、電気設備工事、ICTソリューションの構築・運用・保守などの事業を行う会社です
● 1951年(昭和26年):日本通信建設株式会社が設立される
● 1952年:日本で初めて日本電信電話公社から1級の認定を受ける
● 1962年:東京証券取引所2部に株式上場
● 1963年:会社として初めてシールド工事を受注する
● 1972年2月:大阪証券取引所2部に株式上場
● 1972年11月:東京証券取引所1部・大阪証券取引所1部に株式上場
● 1982年:日本で初めて光ファイバーケーブル工事を受注する
● 1990年(平成2年):日本コムシス株式会社に社名変更
● 1992年:湾岸戦争後のクウェートの緊急復興プロジェクトを日本の会社として初めて受注する
● 2003年:日本コムシス株式会社は株式会社三和エレックと東日本システム株式会社(現・株式会社TOSYS)とともに新会社・コムシスホールディングス株式会社を設立、3社は新会社の子会社となる
● 2003年:日本コムシスは東京証券取引所1部・大阪証券取引所1部の上場廃止
● 2009年:情報システム事業をコムシス情報システム株式会社として分社化
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サンワコムシスエンジニアリング株式会社
サンワコムシスエンジニアリングは携帯電話基地局建設工事・保守、光ケーブル敷設工事、FTTHサービス工事、電気設備工事などの事業を行う会社です
● 1947年(昭和22年):三和電氣興業株式会社(現・サンワコムシスエンジニアリング株式会社の前身)が設立される
● 1949年:日本電信電話公社から3級の認定を受ける
● 1956年:日本電信電話公社から2級の認定を受ける
● 1963年:三和電氣興業株式会社が東京証券取引所2部に株式上場
● 1968年:三和電氣興業が大榮通信工業を合併し、三和大榮電氣興業株式会社に社名を変更
● 1996年(平成8年):株式会社三和エレックに社名を変更
● 1997年:東京証券取引所1部に指定換え
● 2003年:株式会社三和エレックは日本コムシス株式会社と東日本システム株式会社(現・株式会社TOSYS)とともに新会社・コムシスホールディングス株式会社を設立、3社は新会社の子会社となる
● 2003年:株式会社三和エレックは東京証券取引所1部の上場廃止
● 2005年:コムシスグループの事業再編のため株式会社三和エレックの事業と日本コムシス株式会社のキャリア系事業を統合してサンワコムシスエンジニアリングに社名変更
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株式会社TOSYS
TOSYSは長野県や新潟県を中心とした地域で情報通信工事事業、電気設備工事事業などの事業を行う会社です
● 1960年(昭和35年):新潟電話工業株式会社を設立
● 1997年(平成9年):新潟電話工業株式会社は信越通信株式会社と合併し東日本システム建設株式会社に社名変更
● 1998年:テクノ電設株式会社と合併し電気設備工事事業の市場競争優位性を高める
● 2003年:東日本システム株式会社は日本コムシス株式会社と株式会社三和エレックとともに新会社・コムシスホールディングス株式会社を設立、3社は新会社の子会社となる
● 2012年:株式会社TOSYSに社名変更
● 2014年:川中島建設株式会社を完全子会社化
● 2015年:株式会社日本アフター工業を完全子会社化
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株式会社つうけん
つうけんは北海道を中心とした地域で電気通信工事事業などの事業を行う会社です
● 1951年(昭和26年):大北電建株式会社を設立
● 1961年:大北電建株式会社は共栄工業株式会社と合併、北日本通信建設株式会社に社名変更
● 1970年:札幌証券取引所に株式上場
● 1992年(平成4年):株式会社つうけんに社名変更
● 1998年:東京証券取引所2部に株式上場
● 2000年:株式会社つうけんは株式会社エルベックと合併
● 2010年:株式会社コムシスホールディングスを親会社として経営統合
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コムシス情報システム株式会社
コムシス情報システムはソフトウェア開発などの事業を行う会社です
● 1967年(昭和42年):日本通信建設株式会社(現・日本コムシス株式会社)にてソフトウェア要員の養成開始
● 1975年:日本電信電話公社(NTTの前身)から初受注、販売在庫管理システムの開発に取り組む
● 1981年:日本通信建設株式会社(現・日本コムシス株式会社)は情報システム本部を設立
● 1982年:日本電信電話公社(NTTの前身)からソフトウェア登録業者の認定を受ける
● 2004年(平成16年):株式会社NTTデータからビジネスパートナーの認定を受ける
● 2005年:NTTコムウェア株式会社からエクセレントパートナーの認定を受ける
● 2007年:日本電気株式会社(NEC)からプライムパートナーの認定を受ける
● 2009年:日本コムシス株式会社の情報事業を分社化しコムシス情報システム株式会社を設立、コムシステクノ株式会社を完全子会社化
● 2012年:電気通信工事業の認可を得る
● 2013年:NTTコムウェア株式会社からプレミアムエクセレントパートナーの認定を受ける
● 2015年:NECソリューションイノベータ株式会社からプライムパートナーの認定を受ける
● 2017年:三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社からMDISソフトウェア・コアパートナーズの認定を受ける
● 2019年(令和元年):炭平コンピューターシステム株式会社を子会社化
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最後に
コムシスホールディングスの沿革を紹介致しました
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コムシスホールディングス株式会社は日本コムシス株式会社を中心とした会社です。
会社と言っても事業(=サービスや商品を売買すること)そのものは行っていません。
グループに所属する会社の株式を保有し、経営管理などを行う「純粋持株会社」と呼ばれる会社です。
なお、グループに所属する会社はそれぞれ
● 情報通信工事事業
● 電気設備工事事業
● 情報処理関連事業
などの事業を行っています。
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ありがとうございました!!
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