【サンプルサイズ設計の必要項目】④ ばらつきの大きさ

臨床研究への道程

備忘録として臨床研究について学んだことを記します

今回は臨床研究におけるサンプルサイズ設計の必要項目の1つの「ばらつきの大きさ」についての記事です

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【復習】サンプルとは何か?サンプルサイズとは何か?

それぞれの用語は臨床研究において以下のように定義されます。

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サンプル(sumple):臨床研究の対象となる集団のこと

サンプルサイズ(sumple size):ある臨床研究における参加者の数、「n数」という用語も同様の意味で用いられる

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これから始まる「サンプルサイズ設計編」の最も基礎的な知識なので是非覚えて下さい♪

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ばらつきの大きさ

臨床研究で重要なことは2つのグループを比較して、その差を算出することです。

科学的に比較して差を算出するためには、研究対象となる集団(=サンプル)において主要評価項目をデータとして収集した場合にどの程度ばらつきがあるのか?ということを考慮しなければなりません。

つまり「ばらつきの大きさ」を見積もる必要があります。

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例えば、回復期リハビリテーション病棟を退院するときにFIM運動項目が70点以上のグループをケース群、FIM運動項目が69点以下のグループをコントロール群として比較をしたとします。

両群に自宅退院できるか否かに差があるか?を検証したい

→ コントロール群(FIM運動項目≦69点)において自宅退院というイベントの発生割合を見積もる

両群に退院12ヶ月後の死亡率に差があるか?を検証したい

→ コントロール群(FIM運動項目≦69点)において死亡率(単位時間あたりの死亡というイベント発生割合)を見積もる

このように研究の計画段階で、コントロール群の主要評価項目のデータのばらつきを見積もる必要があります。

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「ばらつきの大きさ」を見積もる場合は何かしら根拠が必要です。

自身の研究のコントロール群と同様のグループについて検証した先行研究の結果

多くの専門家が支持する意見

見積もりを得るために自身で事前研究を実施する

「ヤマ勘」・「当てずっぽう」・「ワタシの経験則」などはダメだということですね♪

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最後に

今後も臨床研究に関して学んだことを記していきたいと思います

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ありがとうございました!!

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