【客観的概念の測定】gold standard を活用しよう!!

その他

備忘録として臨床研究について学んだことを記します

今回は客観的概念を測定する際の注意点について解説致します

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客観的概念とは?

現在、臨床的に行われている方法で数値化できたり、目視できるような概念のことを客観的概念と言います。

具体的には以下のようなものがあります

体重 → 体重計で数値化できる

高血圧 → 血圧計で数値化して判断できる

高脂血症 → 血液検査で数値化して判断できる

脳出血 → 頭部CTで目視して判断できる

変形性膝関節症 → 単純X線で目視して判断できる

数値化以外にも、誰の目にも明らかに目視できるようなものも客観的概念に分類されます

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客観的概念の測定 ~gold standard がある場合

gold standard とは、既に質の高い科学的な検証を経て、診断や評価の精度が高いものとして広く容認された手法を指します。

具体的には以下のようなものがあります

変形性膝関節症の診断 → 単純X線画像によるKellgren-Lawrence分類(KL分類)

腎機能の1つである糸球体ろ過率 → イヌリン・クリアランス

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量的研究をする際に、測定しようとしている概念において gold standard が存在する場合には、それを積極的に活用しましょう。

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客観的概念の測定 ~gold standard がない場合

測定しようとしている客観的概念に gold standard が確立されていない場合もあります。

そのような場合は、エキスパートのコンセンサスがある程度得られているような「共通の基準」を用いることが望ましいです。

具体的には以下のようなものがあります

腰部脊柱管狭窄症の診断 → 日本整形外科学会と日本脊椎脊髄病学会とが監修する腰部脊柱管狭窄症診療ガイドラインを参考とする、または北米脊椎学会(North American Spine Society:NASS )が公表する腰部脊柱管狭窄症診療ガイドラインを参考とする

腰椎椎間板ヘルニアの診断 → 日本整形外科学会が監修する腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドラインを参考とする

関節リウマチの診断 → アメリカリウマチ学会とヨーロッパリウマチ学会によって作成された関節リウマチ分類基準を用いる、または日本リウマチ学会の公表する関節リウマチ診療ガイドラインを参考とする

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これらのように、gold standard とまでは至らなくとも、大勢のエキスパートのコンセンサスが得られているような客観的概念は、その基準を活用しましょう。

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最後に

今後も臨床研究に関して学んだことを記していきたいと思います

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ありがとうございました!!

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