【データの取り方と順序がカギ!!】研究デザインの型の分類

その他

備忘録として臨床研究について学んだことを記します

今回はデータの取り方と順序によって分類される研究デザインの型について解説します

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研究デザインの型の分類

臨床における漠然とした疑問(=CQ)を、明確で具体的な問いへと構造化した(=RQ)あとに、いよいよデータの取り方とその順序を決めなければなりません。

問いを科学的に高い水準で検証するためには、適切なデータの取り方とその順序が極めて重要です。

そしてデータの取り方とその順序によって研究方法を分類したものは一般的に「研究デザイン」と呼ばれ、研究デザインは下図のようにいくつかの型に分類されます。

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研究者が介入を計画したか?

研究デザインはまず、介入研究か観察研究かで2つに大別されます。

研究者が介入を計画するなど意図的に操作する場合には介入研究となります。

さらに、その介入を実施する対象者をランダムに決めるか否かで、ランダム化比較試験(RCT)か非ランダム化比較試験(non RCT)かに分かれます。

一方、研究者が介入を計画する訳でなく診療の実態などをありのままに観察する場合には観察研究となります。

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比較対象があるか?

観察研究は比較対象があるか否かで2つに分かれます。

比較対象がある場合には分析的観察研究となります。

一方、比較対象がない場合には記述研究となります。記述研究にはいわゆる症例報告も含まれます。

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要因とアウトカムの測定が同時か?

分析的観察研究は続いて、要因とアウトカムを測定するタイミングで分類されます。

要因とアウトカムを同時に測定する、つまり、ある一時点において要因とアウトカムの存在を確認する場合は横断的研究となります。

一方、要因とアウトカムを異なる時点で測定する、つまり、ある一時点で要因を測定してそれとは異なる時点でアウトカムの発生を確認する場合には縦断的研究となります。

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存在とはある一時点における状態のこと、
発生とは時間の経過を含む状態であることは以前も述べました

なお、「存在」や「発生」に関しては以下の記事で学ぶことができます。

【解説】「存在を示すアウトカム指標」とは?

【解説】「発生を示すアウトカム指標」とは?:リスク編

【解説】「発生を示すアウトカム指標」とは?:発生率編

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観察は時間を追うか?逆行するか?

縦断的研究は観察の仕方が時間を追うか、それとも逆行するかで2つに分かれます。

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「時間を追う」とは、最初に要因の有無を確認して、その後に観察を続けてアウトカムが発生するか否かを確認するという意味です。

コホート研究が時間を追うタイプ(=前向き)の縦断的研究です。

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一方、「時間を逆行する」とは、最初にアウトカムが発生したか否かを確認して、そこから過去を遡ってそれらの人に要因があったか否かを確認するという意味です。

ケース・コントロール研究が時間を逆行するタイプ(=後向き)の縦断的研究です。

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最後に

今後も臨床研究に関して学んだことを記していきたいと思います

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ありがとうございました!!

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