臨床研究への道程

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交絡の予防法~傾向スコアによるマッチング編

. 【復習】交絡とは? 集団がもともと持っているアウトカムの起こしやすさを生み出している要因を「第3の因子」と呼びます。 第3の因子のうち以下の条件を満たすものを特に交絡因子と呼びます。 ● アウトカムの起こしやすさに影響を与える ● 2つ...
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交絡の予防法~ランダム化(無作為化)編

. 【復習】交絡とは? 集団がもともと持っているアウトカムの起こしやすさを生み出している要因を「第3の因子」と呼びます。 第3の因子のうち以下の条件を満たすものを特に交絡因子と呼びます。 ● アウトカムの起こしやすさに影響を与える ● 2つ...
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交絡の予防法~限定編

. 【復習】交絡とは? 集団がもともと持っているアウトカムの起こしやすさを生み出している要因を「第3の因子」と呼びます。 第3の因子のうち以下の条件を満たすものを特に交絡因子と呼びます。 ● アウトカムの起こしやすさに影響を与える ● 2つ...
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交絡以外のバイアスの予防法~ランダム化比較試験編

. ランダム化比較試験で特に注意が必要な交絡以外のバイアス ランダム化比較試験で特に注意が必要な交絡以外のバイアスは以下のものがあります。 ● biased follow-up(ランダムでない脱落・バイアスのかかった症例追跡) ● obse...
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交絡以外のバイアスの予防法~ケース・コントロール研究編

. ケース・コントロール研究で特に注意が必要な交絡以外のバイアス ケース・コントロール研究で特に注意が必要な交絡以外のバイアスは以下のものがあります。 ● コントロールを選択するときに起こる選択バイアス ● 要因を測定するときに起こる思い出...
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交絡以外のバイアスの予防法~コホート研究編

. コホート研究で特に注意が必要な交絡以外のバイアス コホート研究で特に注意が必要な交絡以外のバイアスは以下のものがあります。 ● biased follow-up(ランダムでない脱落・バイアスのかかった症例追跡) ● 診断バイアス(コホー...
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【解説】「交絡以外のバイアス」と「交絡因子」との違い

. 【復習】誤差の分類 臨床研究において誤差とは、得られた結果と真実の値との不一致のことを指すことはこれまでも述べました。 それでは誤差にはどのようなものがあるのでしょうか? 誤差の大まかな分類は下図のように示すことが出来ます。 . 「交絡...
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【解説】臨床研究における誤差が生じる段階

. 【復習】誤差の分類 臨床研究において誤差とは、得られた結果と真実の値との不一致のことを指すことはこれまでも述べました。 それでは誤差にはどのようなものがあるのでしょうか? 誤差の大まかな分類は下図のように示すことが出来ます。 . それぞ...
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【解説】交絡因子が比較に及ぼす影響

. 【復習】交絡因子とは何か? 例えば、現実の介入研究においては ● 治療法によるアウトカムの起こしやすさ=治療法の効果 ● 集団がもともと持っているアウトカムの起こしやすさ これらが混ざった状態で測定されます。 . 集団がもともと持ってい...
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【解説】臨床研究における交絡とは?

. 交絡とは何か? 例えば介入研究において、理想の比較とは以下のような手順で行われます。 ①ある集団に対して治療法Aを実施する ②治療法Aの治療効果(アウトカム)を測定する ③タイムマシンで時間を遡り治療前の全く同じ集団に対して今度は治療法...