臨床研究

臨床研究への道程

【作成してる?】これが研究における概念の関連図だ!!

. 概念の関連図の基本的な形 上の図が概念の関連図の最も基本的な形です。 つまり、 ● 標的母集団(P)に ● ある要因(E)が存在すると/ある介入(I)をすると ● ある結果(O)が起こりやすくなる という文章を図示することで、それぞれの...
臨床研究への道程

【要は言語化】研究における概念について解説します!!

. 概念(concept)とは何か? 漠然とした疑問をきっかけに研究をしようと思い立ったとき、自身の思考や認識を最終的に他者に伝えて理解してもらう必要があります(これは必ずしも賛同という意味ではありません)。 そのためには自身の思考や認識の...
臨床研究への道程

【先人からの贈り物】これが既存の研究を学ぶときのポイントだ!!

. 既存の研究に学ぶことの重要性 ● 自身の疑問と重なる研究領域の有無・研究論文の数量・その研究領域の流行のテーマなどを知ることが出来る ● 自身の疑問と重なる研究領域において、何が分かっているのか(What is known)?何が分かっ...
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【PECO/PICOの構成要素】これがOの設定の仕方だ!!

. O は原則1つに絞る 臨床研究において最も関心のあるアウトカム(O)は原則1つに絞ることが推奨されます。 副次的エンドポイントと呼ばれる優先順位としては低い位置づけのアウトカムを設けるケースはあるものの、構成要素が増えるほどRQは複雑に...
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【PECO/PICOの構成要素】これがCの設定の仕方だ!!

. 理想的な比較対照とは? 例えば観察研究において、「重度片麻痺の脳卒中患者は歩行トレーニングおいて治療初期は3動作揃え方歩行から開始した方が歩行自立しやすいのか?それとも治療初期から2動作前型歩行から開始した方が歩行自立しやすいのか?」を...
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【PECO/PICOの構成要素】これがE/Iの設定の仕方だ!!

. 要因(Exposure)と介入(Intervention)との違い ● 要因(Exposure):要因と結果との関連性について調べる場合RQの構成要素に要因を設定します。このような研究は観察研究と呼ばれます。 ● 介入(Interven...
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【PECO/PICOの構成要素】これがPの設定の仕方だ!!

. 対象(Patients/Participants)を明確にする RQの主な構成要素は4つ大別されて、それら構成要素の頭文字からPECO(観察研究の場合)、またはPICO(介入研究の場合)と呼ばれることは以前紹介致しました(詳しくはこちら...
臨床研究への道程

【問いの構造化】PECOとPICOを解説します!!

. 漠然とした疑問を明確な問いへと構造化する(PECOとPICO) 漠然とした疑問(Clinical Question:CQ)を明確な問い(Research Question:RQ)へと構造化する場合の方法として、観察研究の形式へと構造化す...
臨床研究への道程

【研究の必須条件】これがRQに求められるものだ!!

. Research Question に求められる条件 実施可能性(Feasible) ● 自身がアクセスできる研究対象であるか?(必要な症例数を集められるか?自身の臨床現場で接する可能性のある疾病か?) ● 研究に必要な資金、人員、時間...
臨床研究への道程

【CQとRQ】漠然とした疑問は臨床研究への第一歩!!

. 臨床研究は大まかに4つに大別できる 病気や診療の実態を調べる研究 ● 変形性膝関節症と診断された人において外側型と内側型はそれぞれ何%ずつをしめるのか? ● 脳卒中の好発年齢は何歳頃か? ● 理学療法士が臨床現場で最も用いるバランス能力...